今すぐ治療しなくていい歯とは
こんにちは、松原天美とよかわ歯科です。
歯医者さんで
「ここは今すぐ治療しなくて大丈夫です」
「今回は様子を見ましょう」
このような説明を受けて、
「放っておいて大丈夫なの?」
「治療しないって逆に不安…」
と感じたことはありませんか。
実はこの説明は、現在の歯科医療では珍しいものではなく、きちんとした理由があります。
今回は、「今すぐ治療しなくていい歯」とは何なのかを、患者さん向けにわかりやすく解説します。
目次
- 「今すぐ治療しなくていい歯」とはどんな状態?
- なぜ治療を急がないことがあるのか
- 「経過観察」と言われたら気をつけること
- どんな症状が出たら要注意?
- まとめ
- 当院のご案内
1.「今すぐ治療しなくていい歯」とはどんな状態?
「今すぐ治療しなくていい歯」とは、
トラブルの兆しはあるものの、現時点では削ったり処置をしたりする必要がない歯を指します。
具体的には、
- 初期段階のむし歯(まだ穴があいていない)
- 進行が非常にゆっくりなむし歯
- 痛みやしみる症状が出ていない歯
これは「放置してよい」という意味ではなく、
定期的に状態を確認しながら管理していく歯という考え方です。
2. なぜ治療を急がないことがあるのか
以前は「むし歯があればすぐ削る」が一般的でした。
しかし現在は、歯をできるだけ残すことが重視されています。
歯は一度削ると元に戻らない
歯は、一度削ると自然に元に戻ることはありません。
削る → 詰め物 → やり直し
を繰り返すほど、歯はもろくなり、寿命も短くなります。
その為、
- 今すぐ削る必要がない
- 痛みやトラブルが出ていない
こうした場合は、あえて治療せず、歯を守る選択をすることがあります。
3. 「経過観察」と言われたら気をつけること
経過観察中でも大切なことは
- 定期検診をきちんと受ける
- 日々のセルフケアを丁寧に行う
- 小さな変化を見逃さないこと
特に、
「次回以降、治療になる可能性があります」
と言われた歯は、状態が変わりやすい歯です。
自己判断で通院をやめてしまうと、
気づいたときには治療が大きくなることもあります。
4. どんな症状が出たら要注意?
経過観察中でも、次のような症状が出た場合は注意が必要です。
- 冷たいもの・甘いものでしみる
- 噛んだときに痛みがある
- 何もしていなくても違和感がある
- 詰め物・被せ物が浮いた感じがする
こうした変化は、
「様子見」から「治療が必要な段階」に進んだサインの可能性があります。
違和感を覚えたら、早めに歯科医院へ相談しましょう。
5. まとめ
「今すぐ治療しなくていい歯」とは、
- 問題がない歯ではない
- しかし、今すぐ削る必要もない歯
- 歯の寿命を考えたうえでの判断
という位置づけです。
治療を急がないのは、決して放置ではなく、
歯をできるだけ長く守るための選択です。
不安なことがあれば、遠慮せず歯科医院で相談し、
定期的なチェックを続けることが、将来の大きな治療を防ぐことにつながります。
6. 当院のご案内
当院では、どんな方でも、通っていただきやすい環境作りをしています。
治療中のプライバシーの管理は当然ながら、車椅子の方、お子様連れの方、
どんな方であっても、安心して治療を行なっていただけるような環境作りをしています。
院内の設備に関しましては、詳しくはこちらをご確認ください。
近くにお住まいの方で、歯に関してお困りの方、かかりつけの歯医者がない方は、
一度当院にお越し下さい。お待ちしております。
※来院するときは皆さんが快適に通えるよう、お待たせしないためにも一度お電話下さい。

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2023年 7月 1日 開院
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